クラリネットのリード

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クラリネットのリードは葦製がもっとも一般的ですが、最近は新素材などもあります。

リコ(Rico)

イタリアに生まれたジョセフ・リコは、ナポリ近郊の神学校に通い、優れた音楽の才能を発揮ていたのですが、10代のとき、弟のリベレートと一緒に、神学校から逃げ出し、アメリカに渡り作曲や指揮を手がけるようになり、パリに移ってからは人気の作曲家となりました。ジョセフの甥であり、ウォルト・ディズニー・スタジオのクラリネット奏者だったフランク・デ・ミシェルから、ロサンゼルスで良いリードを見つけるのがいかに大変かを訴える手紙を受け取ったことがきっかけで、ジョセフは南フランスのバール地方の別荘に生えている上質のリード・ケーンをアメリカへ向け出荷します。フランクはクラリネットリードの製造・販売を手がけるに当たり、おじに対する敬意を込め、名前を使わせて欲しいと申し出て、リコのクラリネットリードが誕生しました。リコのクラリネットのリード素材「ケーン」([和名]ダンチク(暖竹))は、収穫できるようになるまでは通常2年から4年はかかります。大きさが基準に満たないものは手作業で1本1本取り除かれて良質なケーンだけが残され、収穫後は不要な葉などを除去して、黄金色になるまで完全にケーンを天日干しで乾燥させて、加工されます。

バンドレン(Vandren)

バンドレンのクラリネットリードは開封するまで完璧に湿度の安定を保持する個包装になっています。クラリネットのリードは湿度レベルが40%〜60%の間にないと最高の状態で使用できず、湿度が働きの唯一最大の要因ですが、バンドレンは「フローパック」で湿度のコントロールを実現しています。

フォレストーン(Forestone)

竹材パルプとセルロース繊維を均等に配合した新素材と独自の設計が採用されているフォレストーンのクラリネットリード。金型に流し込んで作る射出型方式で作られていて、従来の切削式に比べると、高精度で均一なので、自然な吹奏感でニュートラルでくせがなく、音程や音量などが非常にコントロールしやすいです。また、樹脂製の耐久性と清潔さはそのままに、効率よく安定した震動で、弱音から強音までの反応のよさが特徴です。

ゴンザレス(Gonzalez)

アルゼンチンからやってきたクラリネットリード。クラリネットリードの質は、材料の葦(Arundo donax/ダンチク)の品質に大きく左右されますが、ゴンザレスで使用されているケーンは、アンデス山脈のふもと、メンドーサの54ヘクタールにもおよぶ5つの自社農園で、農薬や化学肥料を一切使わない有機栽培による徹底した品質管理で生産されています。また、ゴンザレスリードは、世界中のクラリネットプレイヤーからの綿密なリサーチと長年の研究により決定されたオリジナルモデルをもとに CNC (コンピューター数値制御)ですべて同じ形状に正確にカッティングされており、リードの先端をセンサーで一枚一枚チェックし分類しているので、堅さのバラつきが抑えられています。

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